疑問解決!jcss校正の道しるべ

事業内容を確認して精度が高い仕事を

機器や製造において重要なことは、安全に正確に機器類が使用できて、精度が高い仕事をこなすことです。そのためには、使用する機器のメンテナンスを定期的に行い、管理する必要があります。そのため、機器の校正を国や世界が認める標準に則って行い、常に正確な規格の元に作業することを意識しておかなければなりません。

世界標準に則った校正をjcss校正と言いますが、jcss校正を依頼する場合は、信頼のおける認定を受けた事業者を選ぶ必要があります。世界でも通用するjcssの証明書は、国が定めた事業者のみが発行できるため、まずは認定を受けた事業者であるかを確認することが大切です。そして、各事業者の実績を比較し、安心して校正を依頼できるところを選ぶ必要があります。

jcssの認定を受けた事業者の中には、校正のみでなく、製造や販売を行っているところもあります。例えば、分銅の製造を行いながら校正を行っているようなjcssの登録事業者などがそうです。このように、ある一定分野の校正に長けている事業者もあるため、事業内容を比較し確認してから校正を依頼すると安心です。

JCSS校正のJEMIC

JCSS校正のJEMICの業務は、すべて不確かさが小さい標準器を用いているため、ISO9000やISO14000シリーズの規格を運用する企業に安心して利用できますし、あらゆるメーカーの計測器、取扱品目も多く、臨機応変に対応可能です。

JCSS校正のJEMICの業務の特徴としては、トレーサブルな校正からも各種規格で要求される計測器管理に対応し、電気や周波数、温度などの幅広い分野で活躍します。計量標準供給を担い、公正機関としての役割も評価されています。

平成29年からJEMICでは、要望もあった耐電圧試験器のタイマー側のJCSS校正も開始しており、電圧力試験の測定量にも応えられます。また、特定校正にも対応しており、登録を受けたい事業者や、jcss登録を受けた事業者の標準器の校正も担います。提出や宅配便利用、巡回校正などのサービス、試験も打ち出しています。

株式会社村上衡器製作所

株式会社村上衡器製作所では研究作業で使う、おもりや分銅のjcss認定を正確に行えます。校正ランクに合わせた対応を依頼できるため、高い精度の調整から簡単にできる方法まで頼めるため利用できる用途が多いです。

実験や重さの測定で使われるはかりは正確である必要がありますが、jcss校正を行えば良い状態にできます。株式会社村上衡器製作所では正確な調整ができるため、仕事で使っているはかりに問題がないか調べられます。

jcssには国際的な機関があって、そこの認定を得られなければ評価を得られません。紹介している会社は国際MRA対応jcss認定事業者なので、安心して仕事を依頼できます。

日置電機株式会社

日置電機株式会社はjcss認定事業者です。JCSSとは「Japan Calibration Service System」の略で、計量法関連法規及びISO/IEC17025の要求事項に基づく非常に高い校正技術と持っていますことが証明されています。

jcss認定事業者であるため日置電機株式会社は知識と経験が豊富な専門技術者が実施する安心感があり、また校正および調整、修理まで一括依頼するこができます。そのため迅速かつスムーズに校正を行っていくことが出きます。

日置電機株式会社は校正事業者の中でも、さらに国際MRA規格の対応認定事業者です。そのため「ILAC-MRA」「IAJapan」のシンボルが付いた校正証明書を発行することができ、国際的にも通用させることができます。

東精エンジニアリング

東精エンジニアリングは精密加工分野への精密機器の提供が主な業務です。特に自動車・ベアリング・エレクトロニクス産業において、顧客の生産ラインの自動化、省力化を実現するために、インライン測定器や自動組み立て機を提案し、その開発製造を行っています。

また、納品した計測機械の校正業務も行っており、国内の16拠点をネットワーク化し、迅速な保守サービスを展開しています。同社は三次元座標測定機のjcss校正事業者であり、jcss校正を行うと、jcss認定シンボル付校正証明書が発行されます。

センサ事業、計測サービス事業、専用機事業で培ってきた高い計測技術をもとに、近年では半導体分野にも進出しています。高い技術力を維持するため、資格取得制度を設けるなど社員の人材育成にも積極的です。

エー・アンド・デイ

計量法改正により新設された制度に認定事業者による校正サービスがあります。企業はサービスを利用することで国家標準と実用標準器とのつながりを証明することができ、その証として校正証明書が発行されます。エー・アンド・デイは、校正サービスをはじめとして点検サービスや製品販売を行っています。校正サービスにおける強みは質量・力区分の校正事業者として認定を受けていることがあり、校正を受けた機器はjcss(Japan Calibration Service System・計量法に基づく計量法トレーサビリティ制度)のロゴマーク付き校正証明書の発行を受けることができます。

エー・アンド・デイは会員になることで様々な特典を設けています。一方、初めて利用する場合にも利便性の高いサービスを提供しており、その一つが現地における校正です。現地校正サービスのメリットは当日まで機器が使用できるために時間ロスを抑えられることがあり、輸送リスクを負うこともありません。手間もかからず、例えば、同時に他の製品もまとめて校正をすることも可能です。エー・アンド・デイでははかり現地校正サービスの対象にjcss・一般校正・IQOQ・最小軽量値を設けており、販売店を通し見積り・依頼をすることで利用できます。

校正サービスを利用する際には信頼性が重要な要素になります。また、依頼においては企業内容にも考慮が必要になり、エー・アンド・デイは安心して依頼先の1つです。エー・アンド・デイは本社を東京都豊島区池袋に置きます。他に開発・技術センター1拠点と全国に9営業所、出張所・工場・事業所を各1拠点ずつ設けており、さらに関連会社が8社あります。拠点は全国をカバーできるように設けられており、企業は迅速に校正依頼をすることが可能です。海外にも15の関係会社があるなどグローバルな展開もしており、平成29年度3月期では単独で従業員数694名・売上高290億9,900万円を誇ります。

小野測器

小野測器では、jcssのアフターサービスが充実しています。申込みをするときは、最寄りの営業所に相談をすれば良いシステムになっています。サービスのなかには技術料が含まれていますし、制度としては、経験とノウハウも加わっています。

校正サービスは国内で初ということもあり、信頼と実績があります。校正の結果は、事業範囲内で対応されているので、どこの国にいてもサービスが受けられますし、公的に認められているので、安全性が確保されています。

サービス料金のなかには、輸送費が入っていますが、修理費用は含まれていません。修理をするときは、別途で料金が加算されるシステムになっているので、高額にならないように注意してください。

日本のjcss計測管理システムは世界でも定評があります

日本国内には、品質管理をするための素晴らしい手法がたくさん存在します。その昔、トータル クオリティ コントロールという品質管理システムがありました。TQCと略称で呼ばれているので、覚えている人たちはたくさんいるのではないでしょうか。TQCはアメリカで開発された品質管理の画期的な品質管理技術でした。しばらくしてTQCはISOという品質管理システムに取って代わられました。こちらのISO実管理システムも、アメリカで開発されたものです。アメリカと並んで、日本の品質管理の技術は、世界一あると定評があります。同じような品質管理の流れですが、今、jcssと言う計量に関する品質管理システムが注目されています。これは。日本の計量法という法律に基づく校正事業者登録の認定制度です。

jcssで登録された校正事業者は、jcss 標章の入った校正証明書を発行できるようになりました。jcssは ISO 17025 に準拠した国家標準器とのトレーサビリティのある校正を行うための制度です。日本では経済産業省を中心として、経済産業省の独立行政法人であるNITEが、jcssを所轄しています。jcssは、ISO品質管理規格の一部であるとも、申し上げることができます。ISO品質管理システムで一番重要視されるのか、トレーサビリティです。トレーサビリティとは、大変に難しい言葉ですが、アメリカから導入された、品質管理の専門用語です。ある特定の品質を保証するために、その品質に関連する、様々なデータを遡って検証ができるようにするという、全く画期的な品質管理システムです。

jcssでも、国家標準器に対してトレーサブルであることが要求されます。平たく言えば、日本で使われている測定器のすべては、国家が保有する標準器によって校正されるというシステムです。注目すべきはその厳正さです。国家が保有する標準器自体も、定期的に、より正確な標準器によって校正されるという、かなり厳しい品質管理システムではあります。 国家が保有する標準器に遡って、計測器の精度が確かめられる場合には、この計測器は国家標準に対してトレーサブルであるという表現がなされています。少し話が難しくなってきましたが、トレーサビリティとは、標準器に遡ってその品質を確認できるという品質保証制度でもあります。日本が経済産業省を中心として確立している計測管理システムは、世界でも定評があります。

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